三郷駅前まち育てプロジェクト / 2026年度

3ユニット計画の点検メモ

10月4日の市民説明会資料(5本・全55枚)を読み、計画の良い点・気になる点・進め方の提案をまとめました。

作成:2026年10月11日対象:広報・事業づくり・エリマネ の3ユニット最終更新:2026/10/11

要点

  1. 3つのユニットに分けたこと自体は筋が良い。将来のエリマネ組織に必要な「発信・稼ぐ・組織と戦略」と重なっている。
  2. 統一感が出ない原因は、3つをつなぐ共通の題材と、一本化した工程表がないこと。日付も資料ごとに食い違っている。
  3. 市の公共施設の設計(今年度〜来年度)に意見を出す役割を、どのユニットも持っていない。ここを今年度の共通題材にすると、3ユニットがまとまる。

全体の構造(提案)STRUCTURE

3ユニットを、2030年にできる組織の「部門の予行演習」として位置づけると、1つの計画として説明できます。

2030年 ゴール
市民主体のエリマネ組織が、駅ビルの公共空間を運営し、市民活動と事業者をつなぐ
▲ そのための部門を、今から3ユニットで育てる
広報部の予行演習広報ユニット(35タイムズ編集部)

まちの魅力を編集して届ける。関心・共感・仲間を集める。

事業部の予行演習事業づくりユニット

「やりたい」を続けられる事業にする。担い手を育てる。

経営企画の予行演習エリマネユニット

ビジョン・計画・組織をデザインする。勉強会形式。

今年度の共通題材:駅前公共施設(公共公益1・2)をどう使い、どう運営するか

良い点STRENGTHS

全体

大きな物語がはっきりしている

まち育て1.0(モノ・ヒトづくり)→2.0(しくみ・仲間づくり)→3.0(自走)の流れと、「ハードに協力しつつソフト重視へ」の方針が明快。空き床5割という危機意識にも説得力がある。

事業づくり

進め方の考え方が現実的

「全チームが同じペースで進む必要はない」「ないよりある」「課題解決型に寄りすぎない」「まず周辺事業者と向き合う」。7段階モデルも分かりやすい。

エリマネ

中期計画表が背骨になれる

5か年の表に、組織設立・ビジョン・人材・広報・拠点プロジェクトまで1枚に入っている。全ユニット共通の地図として使える。

全体

参加の敷居が低い

複数ユニットへの所属、途中参加・途中抜けがすべてOK。ボランティア組織として正しい設計。

気になる点ISSUES

配布資料から読み取れる範囲での指摘です。当日の説明で解消済みの点があるかもしれません。

要調整

① 時間軸と日付が資料ごとに違う

計画期間が3年・5年・6年・8年とばらばら。中間報告と成果発表の日付も食い違っている(下の表)。「年」と「年度」も混在。

要調整

② 公共施設の設計に意見を出す担当がいない

市の設計は令和8〜9年度。市民が意見を入れられるのは今だけなのに、3ユニットのどこにも明確な担当がない。

要確認

③ 参加の目安(回数・時間)が資料からは読み取れない

当日に口頭で説明があったかもしれません。資料や回答フォームに「月○回・○時間程度」と一言あると、参加するユニットを決めやすくなります。

提案

④ エリマネ資料は、本編と参考資料の区切りがあると読みやすい

「終わりに」の後ろに、春〜夏時点の計画(7月のプレ勉強会など)が参考として続いています。「ここから参考資料」と区切りがあると、今後の予定と過去の計画を読み違えずに済みます。勉強会の日程は「最低限」と明記されており、追加の余地があります。

提案

⑤ 広報ユニットは、届ける相手と媒体が決まるとさらに動きやすい

企画・取材・編集・営業・表現の5つの力を育てる道筋は丁寧に描かれています。次は「誰に、何で(紙・Web・SNS)届けるか」を決める段階です。今年度の成果物(垂れ幕)や、2027年からの協賛・広告の位置づけも、編集会議で話し合うとよさそうです。

要確認

⑥ 事業アイデアが多すぎる

アイデアが20以上ある中で、初年度の目標は「5〜8チーム」。アクティブメンバーは数名規模(エリマネ資料)なので人数が足りない。試作の資金・保険・事業主体も未整理。

要確認

⑦ ユニットの担当範囲が重なっている

「まちづくり団体(法人)の設計」は事業づくりとエリマネの両方に書かれている。一方、一番具体的な事業である駅ビル公共空間の運営は、事業づくりに入っていない。

要確認

⑧ 見た目と用語がそろっていない

資料のデザインも呼び方(ユニット/チーム/編集部/部活)もばらばらで、1つの計画の3部門に見えない。

日程の食い違いDATES

項目事業づくりエリマネ広報
中間報告会(全ユニット合同)12月12月6日(日)?―
成果発表2月20日・21日
35合同発表会
2月14日(日)
成果報告会
2月
成果物設置+発表会報告
定例の集まり集合の学び場+テキストでのフォロー勉強会 10/24、1月(19・21・22日のいずれか)編集会議 10〜1月に4回
組織(法人)の設立2028年度「まちづくり団体と接続」2028年 設立/2029年 引継ぎ目安/2030年 バトンタッチ―

計画期間の比較TIMELINE

2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
市・公共施設
設計(今)
工事
供用
まち育て2.0
2.0(〜2029)→ 2030 開業 → 3.0(〜2033)
広報
2026〜2031
事業づくり
3カ年
エリマネ
5か年(2028 組織設立)

市の資料は年度表記、ユニット資料は年と年度が混在しています。

いちばん期限が迫っているのは、公共施設の設計

市の資料では、公共施設は令和8〜9年度に「導入機能 → レイアウト → 空間仕様」の順で設計し、令和12年度に供用開始します。今出ている意見は、交流・子育て・創作発信・飲食の機能、可変的なレイアウト、清掃しやすい床や壁などです。

この期間を逃すと、市民の意見を建物に反映できる機会はなくなります。

進め方の提案PROPOSAL

  1. 1枚の全体図をつくる

    2030年のゴールを先頭に置き、3ユニットを「その組織の部門の予行演習」と位置づける(上の構造図)。これだけで統一感が出る。

  2. 今年度の共通題材を「駅前公共施設の使い方」に絞る

    市の設計スケジュールが締切になるので、自然に進む。

    • 事業づくり公共空間で成り立つ事業案を2〜3つ
    • エリマネ運営体制・利用ルール・管理費の考え方
    • 広報取材と意見集めの発信(施設への要望を市民から集める)
  3. 工程表を1本にする

    中間報告と成果発表の日付を確定させ、全資料を同じ年度表記にそろえる。参考資料は本編と区切る。

  4. 数を減らす

    事業チームは2〜3つ。広報の初年度の成果物は「毎月1本の記事」など1つに決める。勉強会は確実に開ける回数だけ予定する。

  5. 負担量と役割を示してから、参加フォームを取る

    ユニットごとに月の回数・時間の目安、役割(リーダー/メンバー/スポット参加)を書く。各人の得意分野は「35人材帳」で照らし合わせられる。

運営側に確認したいことQUESTIONS

1

成果発表の正式な日付は、2月14日と2月20・21日のどちらか。

2

各ユニットで想定している負担(月の回数・時間)はどのくらいか。

3

公共施設の設計に市民の意見を出す窓口は、どのユニットが担うのか。

個人メモ(共有するときは上のボタンで隠せます)

自分の関わり方

◎

エリマネを主軸にする

都市再生推進法人について、法人形態・指定要件・承継の扱いまで調べてあり、「2030年にバトンタッチされる組織」というゴールに直接役立つ。中期計画⑥「公共空間の管理・運営」は本業の設備管理・清掃の領域で、維持管理の実務目線から設計に意見を出せる。

○

事業づくりは助言役として

チームリーダーは引き受けず、収支・見積・契約の相談役にとどめる。来年度の試作(PoC)段階で特に役立つ。

△

広報はスポット参加

寄稿や、フォーム・人材帳などのツール提供で関わる。

※全部に登録する場合も、「主軸はエリマネ、ほかは助言・スポット」と最初に伝えておく。

もとにした資料